Q.「アイディアの盗用が心配です。法人開催でも心配なのに、個人開催のシナコンというのは、ただただ貴方にアイディアを盗まれるために応募するようなものなのでは…?」

A. 自分自身もシナリオコンクール応募の際は「盗用されたらどうしよう…」と心配でしたし、疑心暗鬼になるお気持ちは分かります。
また、無名であるからこそ、いざ盗用された場合にも声を上げるのが難しいというということも理解しています。
(「無名な自分がいくら吠えたって…」というネガティヴな想像に、一行も書いてもいないうちから苦しめられるという例の病です)

第一期の募集に関しては、自分だけが目を通させていただき、審査終了後はお送りいただいたPDFを破棄いたします。

ただ、「そんなの信じられない」「結局はかたちを少し変えて時期をずらして発表するつもりだろ?」というご心配も理解できます。

自分のおすすめの自己防衛対策としては、タイムスタンプというサービスです。

これはスタンプが刻印された時点でそのデータが確かに存在していたこと、それ以降に原稿の改竄や編集などが行われていないことを証明できるものです。
このタイムスタンプによって、あなたが作品を創作したことを証明でき、盗用・盗作を未然に防ぎ、いざという時にあなたの著作権を守るというサービスになります。

もし盗用の心配をされる方はタイムスタンプのサービスをご利用になられることをお勧めいたします。

※自分も利用しますし、また第一期メンバーの成果物に関しても、公開前にタイムスタンプのサービスを利用する予定です。

(ただ、現代においては盗用・盗作はクリエイターとして再起不能になる可能性もあり、あまりにリスキー過ぎる行為であると個人的には思っております)

Q.「DAOとか言ってても、結局は形を変えた、”やり甲斐搾取”なのでは?」

A. “やり甲斐搾取”に関しては自分も何度か煮え湯を飲まされたことがあり、忸怩たる思いをしてきたので、本プロジェクトにおいてはそう言われることのないよう、第一期の活動期間においてメンバー一人当たり最大30万円をお支払いいたします。(詳細については「活動と報酬」ページをご覧ください)

「途中で脱退した場合は?」「あまりプロジェクトにコミットしなかった場合は?」等、いくつか不安事項もありますが、これは第一期のメンバーが確定した段階で、全員とご相談させていただければと思います。

※初期投資分に関しては、フェーズ1では成果物売却時の数%(メンバーと合意の上で決定)、本サイトのアフィリエイト収入、フェーズ3での独自トークン発行時の配分調整などで回収のタイミングを設置しようと思っております。


Q.「著作権はどうなりますか?」

A. 第一稿を書いたメインライターと、作品をより高めるためにアイディアを提供する他メンバーとの貢献度にはどのくらいの勾配がつくものなのか、「やってみないと分からない」というのが正直なところではあります。

(イメージとしては、メインライターが7〜8割で残りをプロジェクトとメンバーで配分みたいな感覚がありますが、こちらも実際にやってみないとわからないと思います)

ただ、すでに強力な運営基盤があるNHKのWDRとは異なり、次のフェーズに進むためにプロジェクト自体の共同軍資金も必要な組織の性質上、メインライターに著作権のすべてを帰属させるというのは逆に不自然であり、プロジェクトとしても成り立たなくなるのでは、と思っています。

なので、脚本の権利については、第一期の期間中にメンバーと相談し、皆が納得した上で配分を決定できればと思います。

なので「著作権が完全に自分に帰属しないのは嫌だ」という方は、応募をご遠慮いただければと思います。

※フェーズ3では完成脚本をNFT化して販売するプランがあるので、その際はスマートコントラクトにより、著作権の配分、また二次利用料の配分などについてもほぼ自動的で行われることになるかと思います。


Q.「テーマやジャンル、内容で求められるものはありますか?」

A. 第一期メンバーの応募に関しては、ジャンルの規定をさせていただきます。

「“Transgressive(逸脱的)”であること。」

です。

国家、集団、権威、モラル、慣習、抑圧された人間関係、セオリー、そしていわゆる”日本を覆う世間の空気”からの逸脱などをテーマしたもの、エンターテイメントを意識しつつ、そのジャンルに強い創作意欲を持たれる方を第一期の募集にあたっては募りたいと思います。

要はこれまでのシナリオコンクールで「…もしかしてエッジを効かせすぎたせいで落選したんでは?」と思っている方にこそ応募していただければと思っております。

また、他のQ&Aに関しては、NHKのWDRのものをコピペさせていただきますすすすみませんー!!

Q.「複数の脚本を応募してもよいでしょうか?」

A. 1つに絞ってください。他の脚本アイディアについてはメンバーに選抜された後にぜひお聞かせください。


Q.「課題脚本を補足する資料(プロットなど)を添付したい場合、どうすればよいでしょうか?」

A. 指定した提出物以外の資料は受け付けません。登場人物の年齢や職業などの設定も、必要な場合は脚本の中で表現してください。タイトルページも不要です。


Q.「週1・2回のブレスト会議というのは平日ですか?夜間ですか?」

A. 選抜されたメンバーの皆さんの都合に合わせて調整します。


Q.「ほかに仕事をしていても応募資格はありますか?」

A. 脚本執筆の時間を確保でき、会議に参加できるようでしたら構いません。ただし、脚本家になることを真剣に検討されている方に限ります。


※下記はTwitterで返答させいただいたものをまとめたものになります。

A. WDRの目的と公募内容はかなり革新的だったと思います。また公募の前面にディレクター個人が立ったことについても「リスクを背負っているなぁ」と勇気を感じました。
「まだサード演出という立場なのに…」とご本人も講演で仰ってましたがw、その覚悟とヴィジョンに共鳴したのだと思います。

A.自分は小さなお山の大将になって権力を振るいたいわけではなく、お互いの脚本をブレストを通じて磨き合げたいだけなのですが、確かにご応募を検討されている方からすればそういうご心配はあるかもしれませんね。第一期メンバーが決定次第、皆と相談する予定でしたが、では近日中に草案をアップします。

<追記>
第一期の報酬制度について(最低金額等の設定等)の見直しを行いました。

一人当たり最大30万円、基準額を10万円と設定し、プラス分については自分が30%、各メインライター30%、残り40%を他のメンバーの評価を基に決定したいと思います。

但し、こちらも後日相談で🙇‍♂️

A.「noteで過去作を読んでください」としか言いようがありませんがw、WDRの課題脚本以外であれば、三年前のテレ東ドラマシナリオに参加したものが尺も短くて読みやすいかとは思います。

https://note.com/izumiscript/n/n56ef29f62988

A.本プロジェクト(USD)の成果物として、説得力のあるハイクオリティのものを出せれば、次の映像化の企画・脚本を探しているプロデューサーのアンテナに触れ、自然と注目も集まるのではないかと思っています。
楽観的?そうかもしれません…なので本プロジェクトのご周知をお願いいたします!

A. まず、盗用・盗作対策としてはQ&Aにも書かせていただいたように、タイムスタンプサービスを利用するなどして、自衛策をとる予定です。
また、もし第一期の成果物に対しての盗作・盗用などが発生した場合は、専門家と協議し、然るべき対応をとっていきます。
(フェーズ2以降は共同軍資金からフィーを支払うかたちでIPに強い法務専門のメンバーを募集し、体制をさらに強化する予定です)

しかしながら昨今のパクリ騒動を見るにつけ、盗作・盗用という行為は必ずバレますし、特に巨額の制作資金と多くのスタッフたちが動く映像制作事業において、プロジェクトの全てが台無しになるようなリスキーなことする人がまだ本当にいるのだろうか…という思いもあります。
ただ、万が一の場合はメンバーたちの努力の結晶と尊厳を守るためにも、泣き寝入りはせずとことん戦う心算です。

また、直接の売り込み(持ち込み)について、漫画業界の場合は、作家と出版社の双方にメリットがある「編集部への持ち込み」という比較的ニュートラルな交渉の場が確立されていますが、脚本業界の場合は基本的に知り合い経由というアナログな人間関係(そして「読んでください!」というお願いベース)に根ざしたもので、そこまで開かれた場としては発展していないように思います。

その理由として、まずは「持ち込まれる側」の精神的負担が大きいこと、法的なリスク(訴訟社会のアメリカでは持ち込みは全てエージェント経由)があることなどから、クローズドな場にせざるを得ない理由があり、また「持ち込む側」としては、「読んでください!」とお願いしたした流れから、対等性が失われる可能性があるなど、いくつかの懸念点があるかと思いますが、個人的には「直接持ち込み」という双方にとっても負担が大きく、人間の相性によっては”不健全な力関係”を生みやすい慣習から離れたところに、新しいタイプの接点を設けたいと思っております。
(※もちろん既に信頼関係が構築出来ていれば話は別です)

例えば、本プロジェクトの発表の場をSHOWCASEと呼んでいますが、これはいわゆるセレクトショップの陳列棚をイメージしています。

ライターズルームで練り上げた脚本をセレクトショップの陳列棚に並べ、あとは合理性を好む、感度の高いプロデューサーの方々のご来店(?)を待つというイメージです。

この方式については双方にメリットがあります。

<プロデューサー側>
・あらかじめクオリティが担保された脚本と企画書にアクセスできる
・様々なバイアスを拝して脚本自体をジャッジ出来る

<脚本家側>
・個人のコミュ力や営業力に頼らず、実力主義で仕上げた脚本を発表の場に置ける
・価格交渉において、対等な条件でスタートできる
(また、交渉にあたっては他メンバーが同席orサポートに回る心強さがある)

そうした意味で、本プロジェクトの完成脚本が陳列されるSHOWCASEが、無名の脚本家とプロデューサーの方々を均等に繋ぐ、新しい接点になればと思っております。

A. 第一期では参加メンバーの意識を高め、モチベートするために報酬を設定しますが、第二期ではテスト的に「テーマ自由&ゆるめ&無報酬」のチャンネルも用意しようかと思っております。
第一期の成功を願っていただきつつ、ぜひ第二期の募集にエントリーしていただければと思います。

A. 全然そんなことはありません。ただ、Web3やDAOという概念の誕生など、外的環境が整ってきたということもあり、勝負(投資)のタイミングだと判断しました。

A. 無論、NHK局内の提案会議(5月予定)にぶつけるためです。
本家WDRに対しての敬意はもちろんありますが、これは選考に落ちた無名脚本家たちの敗者復活戦であり、「絶対に本家以上のクオリティのものを完成させて公開する!!!」というクリエイティヴ上の喧嘩だと思っています。

A. 秘密保持契約書へのサインについて調べてみたのですが、ペンネームでもサインすることは可能であり、そして効力もあるようなのですが、その場合は『そのペンネームが「通称」として世の中に浸透している必要がある』そうです。
その”浸透”の程度については議論の余地があるかと思いますが、確かに仰られる通り、匿名同士での共創については、メンバーが安心してアイディアの出し合いが出来るように、秘密保持契約の内容を見直す必要があると思いました。

よって、
・応募については完全匿名でOK(メールアドレスのみ)
・第二次選考(オンライン面談)に進む際に、秘密保持契約書に本名でサインをいただければと思います。また、Discord等への登録についてはペンネームで結構です。
(ちなみに本名を教えていただいたとしても、個人情報保護法という法律があるため、こちら側としてはその情報を守らないと法律違反になるため、秘密は厳守いたします)

また、フリーランスで活動されており、ペンネームで屋号登録されている方は、そのペンネームでの銀行口座もお持ちかと思われますし、ペンネーム(屋号)での署名で構いません。

※第二次選考時の秘密保持契約書への署名(本名もしくは開業届済みのペンネーム=屋号)については、募集要項に追記させていただきます。


A. 日常的にこちらでの活動を意識して欲しいと思って書いたのですが、ちょっと厳しいですかねw?
ルールについてはメンバーと話し合いながら決めていこうと思っているので、それでは一旦保留にしますが、とにかく”過疎る”のが最低最悪の状況なのでそうならないための代案を募っていこうと思います。

A. 確かにある種の場外バトルを挑んではいますが、敵に回しているつもりは毛頭なく、むしろ強い敬愛の念を抱いていますが…分かりにくいですかねw

ニックネームでの活動が可能ですので、身バレの可能性はかなり低いかと思われます。エントリーをお待ちしております。

A. 自分にはあの数字がどうにも「入賞者以外のケガ人の数」に見えてしまい、複雑な心境になるので発表しない方向で考えております。
法人主催のコンクールだったら認知度とか影響力を示すために応募総数の発表をするのでしょうが、今回の試みは目的が異なるので。

A. 「会社の人事評価みたいで嫌だ」ということですよね?…これは難しい…貢献度において何らかの指標があった方がいいとは思うんですよね。ただ、ライターズルームの貢献度において、本人の自己評価と他メンバーの評価には(多分)そんなに大きな差は生じないのでは?と思っております。

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